confido stole について

まず初めに、「confido stole 」のデザインまでの経緯をご説明いたします。

16年程前、私の片腕として、一緒に頑張ってくれていた社員を亡くし、その後、私自身も大病を患いました。心身ともに弱り、自身のことは家族や社員にも伝えることができず、1人で手術に臨むことを決めました。

入院生活を送り手術当日。

手術室に向かう前、見ず知らずの患者様が手を伸ばし、頑張ってと握手をしてくれました。

それまでは自分ひとり、平気なつもりでいました。しかし。手の温もり、人の暖かさを感じたことで、自分の心細さや、孤独さに気づき、人との繋がりの重要性を再認識しました。

そしてこの握手を通し、手術後、もう一度頑張ろうという決心がつきました。

「confido stole」の3本のドレープは、その際に私から見えた、3本の指をイメージしてデザインしています。

また、商品名にある「confido」はラテン語で信頼という意味です。

何かを成す上で、信頼できる人の存在はとても大きなものです。自分自身が信頼できる人と仕事をしたいという気持ちと、お客様がこの商品を身につけることで、信頼を得てほしい、そんな思いを込めました。

下記では「confido stole」の魅力をご紹介いたします。

confido stoleの魅力①
意匠特許取得の形の崩れない構造

このストールは、誰が巻いても崩れず美しいシルエットであることを目指し、約5年もの間パターン制作に取り組み、改良を重ねてきました。その結果、発売1年前に国内意匠の認可を得ることができました。デザインの特性上決して崩れないドレープにより、美しい形をキープすることを可能にしました。

裁断時には布を何枚か重ねており、生地の地の目も各パーツごとに角度を変えています。そのため、ジャケット1着制作するのと同じくらいの生地量を使用します。一般的なストールは直線的、平面的ですが、当社のストールはそれらと類似せず、立体感のある独自のシルエットとなっております。

confido stoleの魅力②
生地へのこだわり

当社では完全オリジナルのシルク生地をはじめとし、お客様のご希望に応じてデザインから作成することのできるプリント生地、ウールに起毛をかけて独自の色合いに染色をしたウール地など、ギャラリーコンシャスならではの生地をこだわりを持って使用しております。完全オリジナルのシルク生地は、25年ほど前から生産に取り組んでいます。一般的なシルク生地というと、つるんとした、サテン生地をイメージされる方が多いと思います。しかし当社独自のシルク生地は、手織り風の優しい質感で織られています。シルクのような光沢感がありながらも、凹凸のある表面が特徴的であり、一般的には出回っていない貴重な生地です。初めは少し毛羽立ちを感じるかもしれませんが、着ていくうちにどんどんと馴染み、着やすくなっていきます。

confido stoleの魅力③
オートクチュールのビーズ刺繍をカジュアルに

コンフィードストールには、ビーズ刺繍を施した、少し特別なモデルをご用意しております。オートクチュールの刺繍は、ビーズを隙間なく埋めていくため、1cmに刺繍するだけでも相当な時間を必要とします。そんな贅沢なオートクチュールのビーズ刺繍を身近に感じていただくため、このストールでは少しカジュアルに考えた刺繍を施しております。日常でも使用しやすく、フォーマルな場でも洋服に負けない、そんなデザインに仕上げております。

また、同系色のカラービーズを5種類以上(天然石1種を含む)使用しておりますが、首に巻いた際に重く感じないように、ビーズの数を調整しています。ビーズの刺繍は10年以上修行をした職人のみが手刺繍しており、図案デザインを刺繍する職人、強度を上げるため再度手刺繍をする職人、デザインの最終調整を行う職人、3人の手を経て完成しております。

ギャラリーコンシャスのこだわりの詰まったコンフィードストールは、大切なお出かけの際や、頑張った自分へのご褒美、大事な人へのプレゼントなどに、おすすめのアイテムです。商品の詳細につきましてはショップページからご確認ください。